液肥を点滴する

仕事帰りにちょくちょくとキュウリを収穫しています。普通にできる実もあれば、不出来なものもあります。売り物ではないですから、食べられればそれで良し。とはいえ安定して出来が良いならばそれに越したことはないわけで…。

バジルの葉を観察すると、ほとんどの葉が上向きにぐるぐると巻いています。この症状は、肥料不足のときに多く起こるそうです。他には水が多すぎ、はたまた乾燥させすぎでも発生するそうな。結構わがままですね。水に関しては定期的に少量与えている格好になるはずなので、やはりここは肥料不足を疑っていこうと考えるわけです。

施肥の仕方を考える

肥料は簡単に手に入るので良いですが、問題は施肥の方法。通常であれば希釈した液肥を規定量、定期的に与えるのですが、そのまま実行するとコメットたちを殺すことになりかねません。そもそもが生体の排泄物を肥料代わりにするアクアポニックスですから、液肥側の規定にしたがってもおかしなことになります。分量が正しくとも、飼育水槽へばらまけばたちまち苔だらけになるでしょう。作物がすぐに吸収仕切ってしまうほど少量の肥料を、継続的かつピンポイントに送り込む。これが肝要になってくると思われます。言ってしまえば肥料の点滴をしたいのです。

肥料の点滴

そこで目をつけたのがアンプル型の肥料。これは35mlの液肥を約2週間かけて施肥するものです。一度セットすれば半月の間持続的に施肥ができ、自分で詰め替えれば濃度も調整可能ということになります。これをどうにか、ポンプへ直接送り込むように設置したい。

そこで、ディスクフィルタとストレーナの間に、塩ビでこんな部品を作成して接続してみました。なんだか機関銃みたいになってしまった。この部品は、アンプルのホルダーになります。アンプルから染み出した肥料を極力ポンプに吸わせるため、給水経路に仕込む形にしてみました。

設置するとこのようになります。ホルダー部分は水没しないので水面側から肥料成分が漏れ出すことはありません。アンプルは最大で2本設置可能です。1本では不足だった場合には物量でなんとかします。

現在の設定

現在アンプルは2本設置しています。中身はハイポネックスのいろいろな野菜用液体肥料を原液のまま35ml注入しております。先週いっぱいを試験としてアンプル1本で様子見しましたが、まだ不足と見えたので現在は2本体制にしてます。生体への影響はいまのところなさそうです。

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