4号機への道~Part1~:問題の洗い出し

先日発覚した、木材の歪みと腐食。対応はどうするべきか。梁にあたる木材のみを交換すれば修復はできるが、そのためには3号機を半分程度解体せねばならない。そしてその半分には、培地の軽石をすべて撤去してまた詰め直すという重労働を含むのだ…。

そこまでするのならば、もう新しく作り直してしまえば良いではないか?

3号機の問題

3号機は、良いと思った要素をてんこ盛りにした大型設備だ。複数の飼育水槽、複数の水耕栽培様式、大型の濾過槽に貯水タンク。しめて12の容器を絡めて構成されている。飼育水の一元管理をしつつも、多様な手法と環境を用意するためにこのような形式にしており、その目的は達成できていた。作成当初はすばらしい設備だと自画自賛していたが、管理していくにつれ不満や問題はでてくるもので…。

重量問題

今回のトラブルの引き金。これに関しては完全に設計ミス。湛液型と固形培地型の水耕栽培装置を支える十分な強度をもたせられなかった。そもそも薄膜型のような軽量な手法を用いれば問題なかったとも言える。重量があるということは強風対策にもなるので一長一短ではある。

複雑な配管

3号機は度々漏水に悩まされたが、ほとんどの原因は植物の根による配管詰まりだ。排水にはVU管を用い、掃除口も各所に設けて居るが、詰まりへの最終的な対応は分解清掃だろう。とするならば多数の容器をがっちり連結した3号機は、最終手段を封じられているようなものではないか。

4号機に求めるもの

つまるところ4号機は、損傷リスクの低減と長期的な維持管理の観点から「軽量な栽培装置」と「簡素な構成」で構築するべきということだ。かつ栽培面積は極力維持させることを目標に考えることにする。

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