エアロポニックスに敗北

すっかり更新が途絶えていました。前回の投稿直後にミスト周りのトラブルで設備が使い物にならなくなってしまい、今後の対応を思案していたのですが…。気づけばもう12月ですよ。はやいものです。とりあえず現在のエアロポニックス設備は稼働停止の上撤去しました。

ミストが出なくなった

ミスト周りのトラブルというか、ミスト自体だ出なくなりました。ノズルは汚れがあるものの問題なし。原因はダイアフラムポンプの方にありました。症状としては、駆動音の増大と、吸引力の低下です。おそらく内部機構に汚れが蓄積して、弁に隙間でも出来てしまったのだと思います。

清掃で復活するだろうが…

こういった場合は分解清掃で復活するはずです。それをせずに対応を悩んでいるのは理由があって、端的に言ってしまえば面倒くさいのです。

4号機がある程度軌道に乗り始めたのが6月頭として、故障したのが10月頭頃でした。約4ヶ月で異常が発生した計算になります。単純に考えれば年3回は起こりうると。防音のためにポンプ周囲はコンクリブロックなどで防壁を作っているので、そのたびに御開帳せねばならない。面倒です。

そして汚れが原因で動作不良ということなら、ディスクフィルターを通り越している汚れがそこそこあるということ。であればミストノズルも早々に詰まっていくことになります。野菜の根をかき分けてノズルのメンテナンス。面倒です。

設計ミスですが、劣悪なメンテナンス性のおかげで、本来さして難しくない手入れが大変作業になってしまっているのです。このまま維持するのが正直嫌になってしまいました。

敗北…

エアロポニックスの導入は大敗を喫しましたということで、撤収です。アクアポニックスとエアロポニックスの掛け合わせ、ロマンがあると思っていたんですが…。無念。

作物はもったいないので水槽に浮かべたりさせて避難しています。金魚たちは狭くなってしまいますが、影が増えて落ち着いている風です。1枚は入り切らず別容器にしているんですが、こっちのほうが調子良さそうだな…次の参考になるかもしれない。

もう一つ収穫があって、栽培容器の内部に苔や藻が生えませんでした。亜鉛メッキスプレー+高耐久ラッカーの組み合わせでしっかり遮光できていたみたいです。そういえば水槽に浮かべた蓋部分も同じ加工をしていました。うかべてからもう1ヶ月は経過しているのですが…。生体にも悪影響はなさそうですね。結構使える組み合わせかもしれません。次もリピートしよう。

次の準備

次回は普通の水耕栽培に戻して再挑戦の予定です。次のコンセプトは「穴あけ加工禁止」で行こうとおもいます。

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